シンガポールの前首相夫人が習近平批判記事を再シェア シンガポール政界と中国の波紋
シンガポールの前首相リー・シェンロン氏の妻であり、元テマセク・ホールディングス最高経営責任者(CEO)のホー・チン氏が、自身のフェイスブック上で、習近平に関する批判的な記事を再びシェアし、世間の注目を集めた。
ホー氏が共有したのは、シンガポールの評論プラットフォーム「クリティカル・スペクテイター(Critical Spectator)」に掲載されたマイケル・ペトレイアス氏の論考である。この記事では、アメリカのトランプ政権が中国に対して新たな関税圧力を加え、中国が外交的に孤立する状況を分析している。
ペトレイアス氏によれば、トランプ政権は、中国製品に最大145%の関税を課し、交渉に応じる75か国には90日間の関税猶予を設定することで、中国を国際社会から切り離し、中国共産党(中共)政府に、多国間交渉での譲歩を迫る戦略を展開してた。また、中国国内では、輸出の停滞やサプライチェーンの移転といった経済的な圧力が強まっているという指摘もなされ、特に注目を集めたのが、記事に添付された「習近平が屋外の椅子に一人で座り、マスクを着用している」写真である。この画像は、中共党首の孤立感を象徴するものであり、ホー氏がこの写真をシェアしたことで、再び話題が広がった。
関連記事
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘
中国共産党の公式発表によると、今年1~9月、省・閣僚級以上の高官73人が取り調べ対象となった。全国で正式に取り調べを始めた案件は80万件。習近平が反腐敗の徹底を求める中、第21回党大会を前に粛清の広がりが注目される
エムバペが毛沢東の肖像に自身の顔を合成した画像を「本当に面白い」と語り、中国の愛国派が反発。中国企業による契約解除やCCTVの放送取りやめに発展する一方、海外では支持の声も上がっている