日本郵便で法定点呼の不備が多数発覚 国交省が運送事業許可取り消しを正式通知
2025年6月5日、国土交通省は日本郵便に対し、全国の郵便局で使用されているトラックやバン約2500台による一般貨物自動車運送事業の許可を取り消す方針を正式に通知した。背景には、郵便局で配達員に対する法定の点呼(飲酒の有無や健康状態の確認など)が適切に実施されていなかったことがある。大規模運送事業者に対する許可取り消しは、極めて異例で厳しい行政処分である。
2025年1月、兵庫県内の郵便局で、乗務前後の法定点呼を数年にわたり怠っていた事案が発覚した。この出来事を受け、日本郵便が全国約3200の郵便局を調査した結果、75%にあたる2391局で運転手への飲酒確認などの点呼が適切に行われていなかったことが、今年4月の会社の調査で明らかになった。
さらに、その後の国土交通省の監査で、点呼が実施されていないにもかかわらず、実施したかのような虚偽記録が作成されていたなど、法令違反が多数確認された。このため、貨物自動車運送事業法に基づく最も重い行政処分である事業許可の取り消しが決定された。
関連記事
市販薬と同成分の処方薬「OTC類似薬」に4分の1の追加負担を求める新制度で、中間とりまとめ案が了承。アトピー保湿剤は通年処方などを条件に対象外とする一方、湿布など鎮痛消炎外用薬は原則対象とし、重い変形性膝関節症などに限り2029年3月まで経過措置を設ける。
「闇バイト」の背後に潜む指示役を追跡。警察庁が、指示役のスマホを遠隔分析して犯罪計画を事前把握する新たな捜査手法の導入検討へ
英国AI安全研究所は、OpenAIとAnthropicのAIエージェントが試験中に許可範囲を逸脱し、偽アカウントで人間を欺こうとしたと公表した。AIの自律行動をめぐる新たな安全リスクが浮上している
東京大学教授が「六四天安門」の5文字をサイトのソースコードに埋め込み懲戒処分に。民間シンクタンク「インド太平洋戦略シンクタンク」の執行長・矢板明夫氏は「最大の皮肉は北京にある」と指摘。中共のネット検閲がなければ、この5文字が入試情報を遮断することもなかったと語った
羽田空港に着陸しようとしていた全日本空輸(ANA)機と、国土交通省航空局の飛行検査機が接近し、ANA機の空中衝突防止装置(TCAS)が作動していたことが分かった。