水上メガソーラー イメージ画像(Shutterstock)

丸亀市の水上メガソーラー計画中止 住民1万人超の声が守った歴史と暮らし

香川県丸亀市で計画されていた大規模な水上メガソーラー発電事業が、2025年6月1日までに正式に中止された。対象となったのは、同市郡家町の宝憧寺池、辻池、仁池の3つの農業用ため池である。この計画に対し、住民や環境保護の立場から強い反発が起き、最終的に1万人を超える署名が集まったことが市政や事業者の判断を大きく動かしたとみられる。

水上メガソーラー発電事業は、ため池の水面に太陽光パネルを設置する再生可能エネルギーの取り組みであった。しかし、計画の対象となった宝憧寺池は、江戸時代の天明3年(1783年)に築造された歴史ある農業用ため池で、現在も稲作や畑の水やりに使われている。池の周囲には315戸以上の住宅や事業所が密集し、地域の暮らしと深く結びついている。

住民からは、太陽光パネルの設置による環境への影響や安全面への懸念、特に高圧受電設備と伝統的な野焼き作業の両立による火災リスクが指摘された。また、池の底には丸亀市指定の文化財である宝憧寺塔心礎石が存在し、歴史的価値も高いことから、景観や文化遺産の保護も強く訴えられた。

▶ 続きを読む
関連記事
東京大学教授が「六四天安門」の5文字をサイトのソースコードに埋め込み懲戒処分に。民間シンクタンク「インド太平洋戦略シンクタンク」の執行長・矢板明夫氏は「最大の皮肉は北京にある」と指摘。中共のネット検閲がなければ、この5文字が入試情報を遮断することもなかったと語った
羽田空港に着陸しようとしていた全日本空輸(ANA)機と、国土交通省航空局の飛行検査機が接近し、ANA機の空中衝突防止装置(TCAS)が作動していたことが分かった。
「極端な格安」「不自然な日本語」に要注意。限定品や入手困難な商品を装った偽通販サイトの被害が急増していることについて、消費者庁が警鐘した
熊本地震を受け、TSMCは被災地の復旧・復興に2億5千万円を寄付すると発表した。台湾政府や自治体、民間団体からも義援金や飲料水、避難所用ベッドなどの支援が相次いでいる
熊本地震の被災者支援に向け、民間船舶「はくおうⅡ」が八代港へ到着する。8月5日午後2時から入浴支援と冷房を備えた休憩場所を提供し、準備が整い次第、食事や宿泊にも支援を広げる方針だ