ラトニック米国商務長官が2025年4月9日、ホワイトハウスで記者団に応じた(Travis Gillmore/The Epoch Times)

米中 貿易枠組みに合意 レアアース輸出規制の解決に道筋

米中両国の通商交渉チームは、6月9日から10日にかけてロンドンで行われた閣僚級協議を行って、貿易問題に関する新たな枠組みに合意した。ロイター通信によると、中国共産党(中共)の李成鋼商務次官は協議後、両国が貿易をめぐる包括的な枠組みに合意し、それぞれの首脳に報告する方針であると述べた。

ラトニック米商務長官も、月にスイス・ジュネーブで両国が合意した内容の実施に向けた枠組みが整ったと明らかにした。ラトニック氏は、合意が着実に履行されれば、アメリカ側が懸念していた中国によるレアアース(希土類)の輸出規制は「解消されるだろう」との見通しを示している。

今回の協議は、長引く輸出規制問題の打開を目指して行われた。ラトニック長官は交渉について「順調に進んでいる」と述べ、10日夜の合意を目指しているものの、11日まで続く可能性にも言及した。

▶ 続きを読む
関連記事
日米両政府は、総額5500億ドルの対米投融資計画の第1弾として、ガス火力発電や原油輸出港など3事業・約5.5兆円規模の投資を決定。エネルギーや重要物資の供給強化を図る
トランプ大統領は国家安全保障上の懸念を理由に挙げ、1月に行っていた警告を実行に移す形でイランとビジネスをする国に対しての関税徴収を命じた
トランプ政権によるインドへの報復関税撤廃と、エネルギー・農産物を含む5千億ドルの巨額貿易合意。インドによるロシア産原油の購入停止を条件に、両国の経済・安全保障上の連携強化が鮮明となった
トランプ大統領は11月27日、関税政策で得た巨額収入により今後数年で所得税を大幅削減、または完全廃止する可能性を示唆した
トランプ政権は国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づき導入したブラジル産牛肉やコーヒーなどへの40%追加関税を一部撤廃した。