山登り同行で生計立てる中国の元主演俳優・史元庭さん(35)。(スクリーンショット)
「北京だけでも約30万人の俳優が失業状態」?

中国で俳優氷河期 「山登り同行」で生計立てる元主演俳優の苦境

ドラマで主役を演じた経験を持つ中国の俳優・史元庭(し・げんてい)さん(35)が、今は山で注目を集めている。彼の現在の仕事は、中国の名山・泰山(たいざん)で登山する観光客に同行する「登山同行バイト」だった。

仕事内容は、6時間のフル同行に加え、リュックを背負ってあげたり、水分やスイカを補給したり、ジョークを披露して雰囲気を和ませ、足のマッサージまでこなす。体力が尽きた登山客をサポートして頂上へ導くこともある。料金は1回約699元(約1万5千円)だが、「イケメンに付き添われて最高」と利用者の満足度は高い。

彼がこの仕事に就いた背景には、深刻な芸能界の不況がある。中国のドラマ制作本数は2014年の429本から2024年には115本と、10年で4分の1以下に激減。俳優業に就いていても、実際に撮影の仕事を得られる人はごくわずかで、「自分も2025年に撮影できたのはわずか4日間、北京だけでも約30万人の俳優が失業状態だ」と史さんはいう。演劇学校を優秀な成績で卒業し、奨学金も得て、主演経験のある彼でさえ、この現実だ。

▶ 続きを読む
関連記事
ロシアのバイカル湖で中国人観光客を乗せた車両が沈没し7人が死亡した事故で、中共の中央テレビは死亡者に触れず「1人救助」とのみ報道。内容に対しネット上で批判が広がっている
中国共産党(中共)の財政はますます逼迫している。中共公安による「遠洋捕撈(越境捜査・拿捕)」の魔の手は海外にまで伸びている。
ミラノ冬季五輪女子シングルで金メダルを獲得した米国代表のアリサ・リュウ選手の父アーサー・リュウ氏は、新唐人の取材で「自由な環境と選択こそがチャンピオンを生む」と述べ、米国の民主・自由社会での育成が成功の鍵だったと強調した。一方、中国共産党の統制下では才能を十分に発揮できなかったとも語った
中国商務省が三菱造船やJAXAなど日本の20団体へ軍民両用品の輸出禁止を発動。本措置は台湾有事発言への報復とみられる。日本の経済安全保障や産業基盤再構築に向けた今後の対応策に注目が集まる
中共中央軍事委副主席・張又俠失脚後、拘束場所に関しては、八一大楼、京西賓館、中央党校など複数説が飛び交った、北京市内で監視下に置かれているとの情報も伝わっている。