TikTokとMeta 「地下鉄サーフィン」死亡事故に対応迫られる
ニューヨークの15歳少年、ザカリー・ナザリオさんが「地下鉄サーフィン」と呼ばれる危険なチャレンジに挑戦し死亡した事件をめぐり、母親がMeta社とTikTok社を相手取って起こした訴訟は今後も継続されることとなった。ニューヨーク州最高裁判所のポール・ゴーツ判事は7月1日、両社が求めていた訴訟却下の申し立てを退けた。
この訴訟は、母親のノーマ・ナザリオ氏が、MetaやTikTokなどのSNSプラットフォームが自社のアルゴリズムを使い、息子ザカリーさんに危険な「地下鉄サーフィン」動画を意図的に推奨し続けたことで、悲劇的な死につながったと主張しているもの。
2024年2月20日、ザカリーさんはニューヨークのJ線地下鉄車両の屋根に登り、人気のチャレンジ動画を模倣しようとしたが、走行中の列車がウィリアムズバーグ橋を通過する際、低い梁に頭をぶつけて転落し、列車に轢かれて死亡した。
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