2025年7月10日、クアラルンプール郊外のスバン空軍基地に到着したマルコ・ルビオ米国務長官。長官はASEAN外相会議に出席するためクアラルンプールに到着した (Mandel NGAN / POOL / AFP)

米国務長官がASEAN会議に出席 日本とロシアの外相と会談も

マルコ・ルビオ米国務長官は代表団を率いて、7月8~12日の日程でマレーシア・クアラルンプールを訪問し、一連のハイレベル会議に出席している。これは彼が就任して以来初めてのアジア訪問であり、ワシントンがインド太平洋地域に再び焦点を当て、同盟国に安定のシグナルを発していることを強調している。

米国務省の声明によると、ルビオ長官は数日にわたる日程で「東南アジア諸国連合(ASEAN)・アメリカ閣僚級会合」「東アジアサミット外相会議」「ASEAN地域フォーラム外相会議」など、複数の多国間外交会議に出席し、マレーシアの政府高官とも二国間会談を行う予定。米国務省のアリソン・M・フッカー米国務次官(政治担当)も同行する。

10日(木)には、ルビオ長官が東南アジア諸国の外相と会談し、アメリカとASEANの包括的戦略的パートナーシップを強化する。また、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相とも会談し、両国の協力を深め、複雑化する地域の安全保障や経済問題への対応を図る。

▶ 続きを読む
関連記事
2026年5月、広島市で32年ぶりとなる「第48回南極条約協議国会議(ATCM48)」が開催される。気候変動や活発化する南極観光活動への対応など、未来志向の南極条約体制強化に向けた議論が行われる
国連で進む沖縄の「先住民族」認定と植民地化工作に対し、日本沖縄政策研究フォーラムがジュネーブで真実を訴えた報告会の内容を詳報。特定勢力の狙いと、日本の主権を揺るがす脱植民地化特別委員会(C24)を通じた新たな危機に迫る
政府は4月21日午前の閣議と国家安全保障会議(NSC)で、防衛装備移転三原則と運用指針を改定。これまで厳しく制限してきた殺傷能力を有する装備品についても、一定の条件下で輸出を可能とする方向へと大きく舵を切る
4月21日に行われた高市首相とシェインバウム大統領の電話会談では、中東情勢を受けたエネルギー供給の協力や、豊富な鉱物資源をめぐる経済安全保障の新たな対話枠組みといった重要テーマが話し合われた
中国が東シナ海の日中中間線西側で新たな構造物の設置を開始したことが確認され、日本政府は強い抗議を表明した。東シナ海では排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の境界が未画定のままで、中国が一方的な開発を進めていることについて、日本政府は「極めて遺憾」としている。