2025年4月2日、ホワイトハウスのローズガーデンにて、トランプ氏は2025年の国家貿易評価報告書のコピーを掲げ、包括的な関税を発表した。(Chip Somodevilla/Getty Images)

トランプ関税交渉 日本が急速に方針変更か

アメリカのトランプ大統領は7月13日、日本との関税交渉について「日本が急速に方針を変えつつある」と発言した。これは、日本が米国の自動車や農産物の購入に消極的だと繰り返し不満を示してきた中での発言であり、交渉の進展を示唆するものとみられる。

2025年4月、アメリカは日本からの自動車と自動車部品に対して25%の追加関税を発動した。これは従来の24%から1%引き上げたものであり、8月1日からの実施が通告されている。トランプ大統領は、日本の米国車輸入が少ないことや、長年続く貿易赤字を問題視し、日本側に対して強硬な姿勢を崩していない。

日本政府は、自動車関税の撤廃・引き下げを最優先課題として交渉を続けてきたが、アメリカ側は日本市場のさらなる開放を求め、譲歩を迫っている。特に日本の自動車産業は国内経済の柱であり、25%の追加関税は輸出や現地生産、雇用に大きな影響を及ぼすと懸念されている。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ政権が発動した10%の臨時関税に対し、日台欧は既存の貿易協定の維持を急ぐ。一方でフェデックスが関税還付を求めて提訴し、コストコやトヨタも追随。全米を巻き込む異例の法廷闘争へと発展している
米関税政策に大きな変動が生じる中、2月23日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇した。一方、ドルは下落し、資金は安全資産の金に向かった
日米両政府は「戦略的投資イニシアティブ」第一陣として、人工ダイヤ製造、原油輸出インフラ、AI向けガス火力の3事業に合意。総額5兆円超の投資で、両国のサプライチェーン強化と経済安全保障を目指す
米最高裁は2月20日、トランプ政権が緊急権限法に基づき導入した関税を違憲と判断した。トランプ氏は新たな法的根拠で10%の関税措置を進める方針だ
米最高裁は、トランプ政権が関税実施のために緊急権限を行使することを無効とした。新たな関税は別の権限に基づいて発動される