創業73年の星付き老舗ホテルが煮込み惣菜の屋台販売を開始し、話題となっている。四川省南充市にて(映像より)
「料理の腕はあっても、明日の保証はない」──屋台に立つ料理長の背中

高級ホテルが次々と「屋台」に転身 中国飲食業界に異常事態

中国・四川省南充(なんじゅう)市で創業73年を誇る老舗四つ星ホテル「北湖賓館(ほくこひんかん)」が、7月15日からホテル裏手の駐車場で惣菜の屋台を始めた。

同館は、観光予約サイトの評価で「南充市内の高級ホテルで第1位」とされる格式あるホテルであり、その路上進出は地元住民にも大きな驚きを与えた。

朝は中華まん(2元/約40円)や豆乳(1.5元/約30円)などの朝食を、夜は煮込み肉(38~110元/約800~2200円)などの惣菜12品を販売し、切り分けや包装は、20年以上星付き宴席を手がけてきた料理長が担当して、屋台横ではホテルスタッフがライブ配信まで行う本気ぶりだ。屋台開始からわずか1時間で完売する人気を見せ、SNSでは「五つ星ホテルの包丁が屋台で炸裂」「2元で高級料理が買える時代が来た」と話題をさらった。

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