アップルが中国系元社員を提訴 商業機密盗みOPPOへ
アメリカのアップル社は8月21日、中国スマホ大手「OPPO(オッポ)」を提訴した。同社は、高額報酬でアップルの中国系技術者を引き抜き、その人物にアップルの商業機密を盗むよう唆して、中国企業のために働かせたと訴えている。
21日、米アップル社はカリフォルニア州サンノゼ連邦裁判所でOPPOを提訴した。訴状によれば、アップルウォッチ(Apple Watch)チームのメンバーでセンサーシステムアーキテクトの陳石は、6月にアップルを退職する前に、健康センサーの技術に関する機密文書を秘密裏に入手し、OPPOの競争製品開発に利用したとされている。
訴状には、「陳石はアップル退職の3日前の深夜、保護されたBoxフォルダーから63件のファイルをダウンロードし、退職前日にはこれらのデータをUSBメモリーに移した」と記している。
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