9月5日、イギリスのアンジェラ・レイナー副首相が辞任を発表。(Peter Byrne-WPA Pool/Getty Images)

英副首相レイナー氏辞任 印紙税の過少申告で責任認め

9月5日、イギリスのアンジェラ・レイナー副首相が辞任を発表。新居購入をめぐり脱税が発覚したことが理由で、労働党のキア・スターマー首相が率いる政権に大きな打撃となっている。

ロイター通信によると、45歳のレイナー氏はスターマー政権で辞任した8人目の閣僚で、これまでで最も高位の人物である。今年5月、イングランド南部でマンションを購入した際、別の不動産を所有していることを申告せず、その結果、印紙税をおよそ4万ポンド(約5万4千ドル)少なく納めていたとされる。スターマー首相はこれまで全面的に擁護する姿勢を示していた。

レイナー氏は9月3日に問題を認め、スターマー氏宛の辞表で「調査結果や家族への影響を踏まえ、個人的判断として辞任する」と述べ、住宅・地域・地方政府担当相と労働党副党首の職も辞任した。

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