「治療より売上」──歪んだ医療現場の縮図
患者が増えて「おめでとう」 中国の病院の「お祝いポスター」に非難殺到
中国・甘粛省蘭州市の総合病院で、外来患者数の「記録更新」を祝うポスターを公表し、世間の怒りを買っている。
病気に苦しむ人の数を「成果」として祝う姿勢に、医療が本来の使命を失った中国社会の病巣が浮かび上がった。
蘭州蘭石医院は10月中旬、院内やネット上で、赤い背景に金色の文字で飾られたお祝いポスターを公表した。赤と金は中国ではどちらも祝いや繁栄を象徴する色で、結婚式や新年などの場でよく使われる。そのポスターには「再び好成績を達成」「9月の外来患者7577人、手術426件」「10月初日だけで451人を受け入れた」などと記されていた。
関連記事
「行政はみんな知っていた」。中国でまた「現代の奴隷」のような実態が発覚。身元不明の障害者は、廃品回収場で長年働き、トラックの荷台で暮らしていた
中国で「バス離れ」が加速。利用者は激減で、各地で運休が相次ぐ。今では人も荷物も運ぶ
中共の官製メディアが毛沢東時代の「三大改造」を相次いで称賛。専門家は、経済低迷に直面する中共が新たな「公私合営」を画策し、民営企業への強権的な締め付けや資産収奪、さらには台湾有事を見据えた戦争準備のシグナルを発していると警告
17年間教壇に立つ中国の高校教師が「子供たちの目から光が消えた」と涙で訴えた
中国で6歳で視力を失った少年が障害者向け大学入試で全国1位に。13年後に実らせた努力が、多くの人に希望を届けている