国際連合総会が開催される場所である国連本部ビルの総会議場(shutterstock)

揺らぐ国連 多極化する世界で問われる「存在意義」

先月、米ニューヨークで開催された第80回国連総会で、トランプ大統領は演壇に立ち、会場と世界の見出しを揺るがす質問を投げかけた。「国連の目的とは何か?」

故障したテレプロンプターと壊れたエスカレーターの中で発せられた彼の言葉は、人々の心に深く突き刺さった。国連は「強い言葉で書かれた書簡」を発しているにもかかわらず戦争を止められず、ずさんな移民政策で西側諸国の国境への攻撃を助長し、空虚なレトリックに支配された世界でその潜在力を浪費していると非難した。X(旧ツイッター)上では、賛同の声もあれば、国連の人道支援活動を強く擁護する声もあり、反応は激しかった。

トランプ氏の批判自体は目新しいものではなかったが、2025年は多極化する対立、グローバル化の逆流、連鎖する危機の年であり、この問いは切実に感じられた。最近の世界的な炭素税創設の動きも、この問いをさらに重要にしている。

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