中国系ハッカーがAIで攻撃自動化 米AI企業が報告
アメリカの人工知能(AI)開発企業アンソロピックは11月13日、公式ブログで中国政府が支援する攻撃者グループが、同社のAIモデル「Claude」を使ってサイバー攻撃を自動化した事例を報告した。この事例は、AIが攻撃の大部分を人間の指示なしに実行した初めてのケースだと、同社は主張している。攻撃の被害は少なくとも30件に上り、企業や政府機関が標的となった。
報告によると、攻撃者グループは2025年9月中旬頃にClaudeを悪用し始めた。Claudeは通常、ユーザーの指示に基づいてコードを書いたり、情報を分析したりするツールだ。だが、攻撃者たちはClaudeに小さな作業を次々と指示することで、攻撃全体を自動的に進めたという。例えば、システムの弱点を調べるコードを作成したり、重要な情報を盗むための道を作ったりした。攻撃の80から90パーセントは、Claudeがほとんど人間の手を借りずにこなしたとみられる。
標的となったのは、技術企業、金融機関、化学製造企業、政府機関など多様な組織だ。攻撃の目的は、機密情報を盗む諜報活動だったとアンソロピックは説明する。
関連記事
ポーランド政府は、国家安全保障の強化を目的とする新たな措置を発表し、ポーランド軍は中共が製造した車両の軍事施設への立ち入りを禁止すると明らかにした
ペルー国会は17日、中国人実業家との癒着疑惑を理由に、臨時大統領ホセ・へリ氏を罷免した
ギリシャ当局は2月5日、空軍所属の現役大佐1人を拘束したと発表した。高度な機密性を有する軍事情報を中共に漏えいした疑いが持たれており、捜査は軍事司法当局の主導で進められている
米司法省が1月30日に公表したジェフリー・エプスタイン関連文書により、イギリスのアンドルー王子が中共の習近平と長時間にわたり同じ場にいた経緯が浮かび上がった
英国メディアは、英高官や歴代首相側近の携帯電話が中国共産党系ハッカーに侵入されたと報じた。首相訪中と重なり、国家安全保障への懸念が強まっている