南京市で地元に戻る農民工の様子(大紀元資料室)
農村で空気が変わってきた

中国で帰郷ラッシュが異常拡大 農村でくすぶる反乱の芽

中国で「農民工」が異例の早さで故郷へ戻り始めている。農民工とは、農村から都市へ出て工場や建設現場で働く人々のことで、中国の都市経済を支えてきた中核の労働力だ。しかし景気悪化で働き口が消え、11月の段階で大量の帰郷が始まっている。

SNSには「家族を養えない」「行き場がない」と嘆く投稿が次々と上がり、画面いっぱいに焦りと怒りが広がっている。

こうした動きを警戒した中共は、地方政府に「帰郷者が滞留して不満が広がらないよう監視を強めよ」と指示する異例の通達を出した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のブロガーによれば、7月末以降に行方不明者を探す動画が全国で299本投稿され、行方不明者は各地で出ているという。主な対象は10代や20代から30代前半の若者で、大半が男性だという。
母親はどれほど絶望すれば、自らの手で我が子を落とし、自らも続くのだろうか。中国・杭州の陸橋から。
AIを悪用した「返金詐欺」が中国で爆発中。活きた蟹がAIで「死亡加工」され、買い手が拘留。業者が次々つぶれる勢いだという。
内モンゴル自治区フフホト市の商業ビルで発生した大規模火災をめぐり、インターネット上に拡散した映像と当局の発表内容が大きく食い違い、情報隠蔽ではないかとの疑念が広がっている。住民の被害状況は依然明らかになっていない
中国でまた高校生のいじめ死が発生。「孤児だ」と半年以上侮辱され続けた17歳の少年。遺族は棺を校門に運び「真相を明らかにしてほしい」と訴えている。 いま中国で何が起きているのか。なぜ子どもを守れない社会になってしまったのか。