退役軍人家族の抗議に、現役兵と指摘される一団と治安部隊が対応した場面。2025年12月5日、上海・海軍基地家族社宅。(映像よりスクリーンショット)
抗議現場に現役兵とされる部隊が投入か

中国・上海で若い軍人と退役軍人家族が対峙 住宅回収をめぐり混乱=【動画あり】

「若い兵士のみなさん、汚職官僚の手先にならないで!」

中国共産党当局は、長年にわたり退役軍人に「老後の住まい」として配分してきた住宅について、その約束を覆し、いまになって現役の「部隊宿舎」と再定義して退去を求める強制回収を進めている。

突然の方針転換に対する抗議は全国各地で相次ぎ、5日には上海にある海軍関連の社宅に住む退役軍人家族と、鎮圧に動員されたとみられる若い兵士らの一団が衝突した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国企業が開発した安価なKVMスイッチ「NanoKVM」を巡り、隠されたマイクや外部サーバーとの通信など深刻なセキュリティ上の問題が判明した
中国共産党政権が日本に対して軍事的・経済的圧力を強めている背景には、国内の不安定化と社会不安の深刻化を覆い隠す狙いがあるとみられている
中共が20年以上続けてきた制裁を武器にした外交が、世界で深刻な反発を呼んでいる。短期的には効果があるように見える一方、国際的な不信を招き、各国が協調して対抗する動きを生んでいるとの指摘がある
臓器収奪、弁護士の失踪、信仰への弾圧。各国で開かれた集会やフォーラムでは、中共による組織的迫害が改めて告発され、人道に反する罪の責任を問う声が一段と高まった。
中国の芸能界で、これまでにない異常な統制が進んでいる。相声やコメディまでも「一字一句、台本通り」を強制され、即興の演出は全面禁止。専門家は「敏感な話題が拡散することを中共が極度に恐れている証拠だ」と指摘し、政権の不安心理が限界に達しつつあるためだと分析する。