GettyImages

TP-Linkに米当局調査 中共関係「隠蔽」疑惑で販売禁止論拡大

現在、ネットワーク機器大手のTP-Linkが米連邦取引委員会(FTC)をはじめ複数の政府機関から調査を受けている。調査は、同社が昨年の組織再編後に中国共産党との関係を意図的に希薄化して見せ、企業イメージを米国企業として誤認させた可能性があるとの指摘を受けたもの。調査は連邦レベルのみならず複数の州にも広がり、販売禁止を求める動きも強まっている。

事情に詳しい関係者によれば、FTCはTP-Linkが米国消費者に対し中共との結びつきを十分に開示していなかった疑いを調べている。同社は米国の家庭用・中小企業向けルーター市場で約65%のシェアを持ち、Amazonでも上位の販売実績を誇る。

TP-Linkは一部の連邦政府機関や国防総省にも機器を供給している。米国事業を率いる共同創業者ジェフリー・チャオ氏は「会社も個人も中共との関係はない」と強調するが、政府機関や議会からは引き続き安全保障上の懸念が示されている。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州委員会は中国産アヒル肉のダンピング疑惑について調査を開始した。北京ダックに使われるアヒル肉の安値輸入や補助金疑惑をめぐり、EUと中国の貿易摩擦が農業分野にも拡大している
韓国最高裁は、尹錫悦前大統領の逮捕状執行妨害や公文書偽造などをめぐる二審判決を支持し、懲役7年の実刑が確定した
ウクライナの長距離ドローンがロシア領内深くを攻撃。ルビオ米国務長官は、ロシアの領空防衛が困難になり、戦争終結交渉の流れが変わりつつあるとの見方を示した
香港発ロンドン行きのキャセイ便がルーマニア上空で一時、管制との通信を喪失。NATO戦闘機が対応後に通信は回復し、機体は安全に目的地へ到着した
トランプ米大統領は7月8日、スペインのNATOへの負担が不十分だとして批判し、ベッセント米財務長官に対し、スペインとの貿易を全面的に停止するよう命じた