中南海に走る激震 張又俠失脚で加速する軍内部の動揺
中国共産党中央軍事委員会副主席の張又俠と、同委統合参謀部参謀長の劉振立が1月24日、公式に失脚したと発表された。専門家の間では、中国共産党(中共)指導部内部の権力闘争の苛烈さが段階上げし、指導層全体が深刻な不安定状態に陥っているとの見方が強まっている。
張又俠の失脚は、中南海に強い衝撃を与えている。事情に詳しい識者は、「誰もが次は自分ではないかと警戒している状況だ」と指摘する。
米NYに位置する飛天大学人文科学系の章天亮教授は、張又俠について「人脈では、張又俠は習近平の幼なじみであり、実力では、軍内で唯一団級での実戦経験を持ち、ベトナム戦争にも参加した人物だ」と説明。「父親の張宗遜は建国期の上将で、いわゆる『紅二代』に属する。そのような人物ですら短期間で失脚したという事実は、他に例外が存在しないことを示している」
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民主活動家の盛雪氏が関係筋から聞いた話として、張又侠らが失脚した原因について、習近平の身柄拘束計画が事前に漏洩したためだと指摘。現場では、銃撃戦が行われたという。
中共軍の張又俠と劉振立の2人の高級幹部が相次いで失脚し、衝撃が広がっている。そうした中、張又俠が中共の核兵器計画に関する情報を米国に漏洩したとの疑惑も浮上している
2人のトップ将官に対する突然の調査が、エリート政治、クーデター、そして台湾海峡のリスクを巡る議論に拍車をかけている
中共官製メディアが、政権が不確実性と予測困難なリスクの増大する局面にあることを認めた。出生人口の急減や経済成長の鈍化、外資撤退が進む中、専門家は中共が内外の圧力により重要な転換点に直面していると指摘する。