張又俠の核機密漏えい疑惑 中共国防部が間接否定
張又俠の失脚を巡り、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは米国への核兵器関連機密の漏えい疑惑を報じた。これについて、中共国防部は1月29日、定例記者会見で記者の質問に対し、正面からの回答を避け、「憶測を控えるように」と述べた。
29日に行われた国防部の定例記者会見で、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた張又俠の機密漏えい疑惑について事実かどうかを問われた蔣斌報道官は、公式発表の情報を基準にすべきとし、「憶測を控えるように」と述べた。この発言は、張の失脚が米国への核兵器関連機密の漏えいによるものだとする見方を、間接的に否定したとみられる。
時事評論家の唐靖遠氏は、「習近平の本来の狙いは、張又俠を徹底的に失脚させ、拘束に正当性を与えることにあった。しかし、英語圏でも中国語圏でも、学者から一般市民に至るまで、この種の暴露を信用しない、受け入れない見方が大勢を占めている。こうした状況の中で、国防部としても、張又俠が核機密を売り渡したという説明を、これ以上公式に裏付けることができなくなったのだろう」と述べた。
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