学校で革命歌を歌わされる河南省鄭州市の中学生たちの様子。中国共産党による学生への思想教育を示す一場面(スクリーンショット)。

中国 小中学校統一試験中止で揺れる教育現場 露呈する教育改革の矛盾

中国の複数の地域で、小中学校の学期末統一試験が相次いで中止され、教育現場や保護者の間で議論が広がっている。

ある保護者は「統一試験がなくなれば、子供が自分の学力向上に向き合わなくなるのではないか。将来の大学入試(高考)にどう対応するのか」と不安を示している。

実際、中国の大学入試「高考(ガオカオ)」は依然として得点重視で行われている。そのため専門家は、今回の改革について「学生の成長を最優先にした教育改善というより、共産党上層部への政治的アピールの側面が強い」と指摘する。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の著名大学に所属する生命科学分野の学者らに、論文不正疑惑が浮上している。中国科学院の元博士課程学生は、研究成果の収奪や論文署名をめぐる学術界の実態を証言した
最初は「8人死亡」その後「90人死亡」そして最終発表は「82人死亡」。中国・山西省の炭鉱爆発事故をめぐり、変化する中共当局発表の死者数に疑念の声が広がっている。
スターバックス中国は400店舗超でアパレル販売を開始。Tシャツやジャケットを展開し、ミニプログラム注文(アプリを別途インストールせず、WeChat 内で完結する公式オンラインストア)・店頭受取方式を採用。本業逸脱との声も上がっている
中国河南省で、水道水との関連が疑われる体調不良が相次いでいる。現地住民が投稿した動画では、濁った水道水や、病院に押し寄せる患者の様子が映されている。原因は21日時点で公表されていない
福建省のヤマモモ薬液漬け問題。警察は5人を刑事拘留したが、現地では毎日500キロ以上を全国へ出荷していた。長年放置された実態に、当局対応は「形だけ」との批判が広がっている