AI時代のメンタルヘルス 「フロー状態」と緑茶の科学的関係
伊藤園中央研究所は16日、「第11回伊藤園ウェルネスフォーラム」を開催した。今回のテーマは「AI時代到来 フロー状態がもたらすヒトの新たな可能性」である。高い集中力と幸福感を伴う精神状態「フロー(Flow)」に着目し、心理学と生理学の両面から、緑茶が現代人のパフォーマンスやウェルビーイングにどう寄与するかを探る内容となった。
基調講演を行った法政大学の浅川希洋志教授は、フロー理論の基礎と心理的効果について解説した。フローとは、スポーツ選手が「ゾーンに入る」と表現するような、行為への没入状態を指す。この状態では、自意識の喪失や時間感覚の歪み(数時間が一瞬に感じるなど)が生じ、活動自体が目的化する。
浅川氏は、フローが学習意欲や自己肯定感(自尊感情)と正の相関にあるという調査結果を示し、フロー体験の積み重ねが個人の成長や持続的な幸福(ウェルビーイング)につながると論じた。重要なのは、挑戦レベルと自身の能力が高い次元で釣り合い、明確な目標とフィードバックが存在する環境である。
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