昨年10月4日、湖北省で発生した衝突事件の現場。白色の乗用車が歩行者に突入し、5人が死亡、8人が負傷した。(動画のスクリーンショット)

中国最高裁トップが全人代で「世界で最も安全な国」発言も 「実感がない」との声

中国共産党の重要政治会議「両会」で、最高人民法院(最高裁)トップの張軍は3月9日に活動報告を行い、「我が国は世界で最も安全な国の一つだ」と自賛したことが波紋を呼んでいる。

活動報告では犯罪件数や逮捕・起訴の統計が示され、「逮捕が承認された件数と公訴提起の件数が前年同期比でそれぞれ11.7%、13.9%減少」「2025年の全国裁判所で審理された重大な暴力犯罪の件数が前年同期比で11.4%減少した」と訴えた。

ネット上では「強姦の件数はインドを超えているのに、よく最も安全と言えるものだ」といった声や「実感がない」とする声が挙げられているほか、「冤罪や誤判も相当数あるはずだ」といった指摘も相次いだ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
中国のファーウェイ系EVで異常動作。「開く(後ろへ倒して)」と指示した座席は逆に前へ倒す動きを始め、子供を挟みかけた。父親が「止まれ!」と何度叫んでもシステムは反応せず、中国SNSで「危なすぎる」と波紋が広がっている
中国AI「豆包」で、歴史上の大統領を検索すると人気俳優の画像が表示される騒動が発生。有料化直後だっただけに、「これで課金?」と批判が広がり、中国SNSでトレンド入り
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。