日本政府「IEAによる石油備蓄の協調放出」に支持表明
令和8年3月11日、日本政府は茂木外相が外務大臣談話を発表し、中東地域における原油の生産及び輸出の減少に伴う市場の悪化に対処するため、国際エネルギー機関(IEA)が決定した石油備蓄の協調放出を歓迎すると表明した。この決定により、IEA加盟国は合計4億バレルの石油備蓄を協調して放出することとなる。
本談話において外務省は、今回の協調放出が、国民生活の基盤であるエネルギーの安定供給と市場の安定化に向けて、IEA加盟国が連帯して対応する決意を示すものだと位置づけている。原油市場をはじめとするエネルギーの安定供給の確保は、世界経済のみならず、日本の経済や国民生活の安定にとって極めて重要である。日本政府としては、中東地域の事態を早期に沈静化させるためのあらゆる外交努力を継続するとともに、IEAなどの関係国際機関や主要な消費国・産油国とも連携し、機動的に対応していく方針である。
今回の対応を主導するIEA(International Energy Agency)は、第1次石油危機後の1974年に、当時のキッシンジャー米国務長官の提唱を受け、経済協力開発機構(OECD)の枠内における自律的な機関として設立された。現在では、石油やガスの供給途絶といった緊急時への準備・対応にとどまらず、市場分析や中長期の需給見通しなど、エネルギー政策全般を幅広くカバーしている。
関連記事
日本の国会議員3人は8月24日、北京に到着した。高市早苗首相による、中国が台湾を攻撃する可能性についての発言を巡り、日中関係の緊張が数か月間続き、中国側が規制措置を導入する中、議員レベルの政治対話の窓口を設けることを目指している。
米国務省のルビオ長官は8月18日、国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)の赤根智子所長と、セネガル出身のICC上級公判弁護士アブドゥライ・セイ氏の2人を制裁対象に指定したと発表した。
ロシアのプーチン大統領が8月13日、北方領土の択捉島を訪問した。高市早苗首相は同日、総理公邸で記者団の取材に応じ、今回の訪問は日本の立場と相いれないとして、ロシア側に強く抗議した
高市首相はイラン大統領との電話会談で、ホルムズ海峡の追加負担のない自由で安全な航行を要請した。紅海の安全も懸念し、軍事的緊張の緩和と外交による早期沈静化を求めた
ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪問したことを受け、茂木外相は、ロシア側に強く抗議するメッセージを発表した。プーチン氏は12日、北方領土を含むクリル諸島についてロシア領として確定していると主張している。