中国財政 緊縮強化も限界指摘 「沈む船は倹約で救えず」
中国共産党(中共)の重要会議「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の期間中、財政引き締めの動きが一段と強まっている。中共財政部は各級党政機関に対し、「倹約生活」の徹底と「三公経費」(公務用車、公務接待、公費出張)の削減を改めて要請した。
藍仏安財政部長は3月6日の記者会見で、「現在、中国の財政は逼迫している」と危機感を示し、「非効率的・無効な支出を大幅に削減する必要がある」と強調。党政機関に対しては「一銭を二つに割って使う覚悟」で臨むよう求め、中央レベルの三公経費を7%以上削減するほか、会議や研修費も10%削減する方針を示した。地方政府でも緊縮が進み、20省で節約額は計120億元(約2400億円)を超える見通しだ。
しかし、こうした緊縮路線に対し、海外からは厳しい見方が相次いでいる。3月11日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、「沈みつつある船は、倹約では救えない」と指摘し、単なる歳出削減では構造的問題の解決には至らないとの認識を示した。
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