2018年8月8日、上海の銀行で撮影された100元札(14.6米ドル)の束。- 8月8日、アジア市場の上昇基調は鈍化し、米中貿易摩擦が投資家の信頼を損ねたことで、序盤の上げ幅は縮小した。しかし、中国中央銀行がここ数ヶ月の人民元安を食い止めようと、国内の金融機関に対し通貨安定の必要性を強調したと報じられたことを受け、人民元は若干の支えを得た。(写真:ヨハネス・アイゼレ/AFP)(写真:JOHANNES EISELE/AFP via Getty Images)

中国財政 緊縮強化も限界指摘 「沈む船は倹約で救えず」

中国共産党(中共)の重要会議「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の期間中、財政引き締めの動きが一段と強まっている。中共財政部は各級党政機関に対し、「倹約生活」の徹底と「三公経費」(公務用車、公務接待、公費出張)の削減を改めて要請した。

藍仏安財政部長は3月6日の記者会見で、「現在、中国の財政は逼迫している」と危機感を示し、「非効率的・無効な支出を大幅に削減する必要がある」と強調。党政機関に対しては「一銭を二つに割って使う覚悟」で臨むよう求め、中央レベルの三公経費を7%以上削減するほか、会議や研修費も10%削減する方針を示した。地方政府でも緊縮が進み、20省で節約額は計120億元(約2400億円)を超える見通しだ。

しかし、こうした緊縮路線に対し、海外からは厳しい見方が相次いでいる。3月11日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、「沈みつつある船は、倹約では救えない」と指摘し、単なる歳出削減では構造的問題の解決には至らないとの認識を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
「3日間、何も食べていません…」涙ながらに訴える青年を助けようと、高齢者が次々と商品を購入。79歳の女性は会いに行こうとまでした。ところが、この青年、実在しなかった。中国で広がるAIの「泣き落とし商法」
唐辛子工場が燃えたら、街中が咳の嵐!中国で異例の騒動。燃えたのは、あの「ゴーストペッパー」だった?
炎上事故が相次いだと思ったら、今度は走行中に助手席が勝手に動く?中国ファーウェイ系の車とみられる車両で、また不可解な異常が発覚。わずか1週間で3件の車両火災も報じられ、ネットでは「走る火葬場」と皮肉の声まで
中共外交部の郭嘉昆報道官は26日の記者会見で、福田康夫元首相の逝去に哀悼の意を示す一方、福田氏が日中間の政治文書を重視していたことを引き合いに、「日本の現政権を担う者たちは、自らを省みるべきだ」と注文をつけた
政府の仕事をしたら、借金地獄に。中国で公共工事の代金未払いが続出。自宅を担保に借金し、友人まで巻き添えに。支払いを求めれば取り締まりも