金価格が5千ドルを下回る なぜ金は上がらず下がり続けるのか
イランでの戦火が拡大し続ける中、ホルムズ海峡の支配権を巡る不確実性によって国際原油価格は大きく変動している。国際金価格は再び急落し、5千ドルの大台を割り込んだ。
3月16日のアジア市場の取引開始直後、国際スポット金(ロンドン金)は急落し、1オンスあたり5千ドルを割り込み、一時4966ドルまで下落した。これはイラン戦事の発生以降、再び5千ドルを下回った動きとなる。その後は下落幅を徐々に縮小し、V字回復の動きを見せた。北京時間午前9時(ロンドン時間午後5時頃)時点では、金価格は再び1オンス5020ドル台を回復している。
一方、国際原油価格はアジア市場の取引開始後、下落の一途をたどり、WTI原油先物とブレント原油先物の価格は一時、ともに100ドルを割り込んだ。その後、ブレント原油価格は若干反発した。北京時間16日午後9時53分(ロンドン時間3月17日午前5時53分)時点で、WTI原油は1バレルあたり92.850ドル(4.12%安)、ブレント原油は1バレルあたり100.766ドル(2.30%安)となった。
関連記事
米イラン交渉の進展を受け、世界市場のリスク選好が改善。25日のアジア太平洋株式市場とリスク資産が軒並み上昇した。
台湾高速鉄路は20日、新型車両「N700ST」の導入に向け、三菱重工業と約130億円の契約を締結した。日本の新幹線システムの海外展開を象徴する事例だ
石油連盟の木藤俊一会長は会見で、中東緊迫下でも代替調達により安定供給と製油所の稼働を維持していると強調。一方で、サプライチェーン強靱化に伴うコスト負担や競争力維持の議論が必要と訴えた
日本銀行・小枝審議委員の講演内容を解説。中東情勢を背景とした物価上振れリスクへの警戒感や、「金利の正常化」に向けた追加利上げの必要性、バランスシート正常化への道筋について分かりやすくまとめました
中国共産党(中共)のレアアース供給網への依存から脱却するため、東南アジアに目を向ける日本企業が増えている。住友金属鉱山はフィリピンでレアアース鉱山を開発し、双日は越マレーシアで開発を進めるなど、自立したレアアース供給網の構築に向けた動きが加速している。