イーロン・マスク氏(クリストファー・ファーロング/ゲッティイメージズ)

マスク氏 地上最大の半導体工場建設計画「テラファブ」構想を発表

世界の科学技術・産業地図が再び大きく塗り替えられる可能性が出てきた。世界一の富豪イーロン・マスク氏は22日、人工知能(AI)と宇宙向け演算の中核を担う半導体製造を目的とした新たな計画を発表した。その規模の大きさから、世界の半導体産業の勢力図を塗り替えかねないとの見方も広がっている。

マスク氏によると、同氏の次世代の超巨大半導体工場構想「テラファブ(Terafab)」はテキサス州オースティン近郊に建設され、「先端技術半導体製造拠点」を目指すという。

この計画はマスク氏傘下の中核2社、テスラとスペースXが共同で推進する。マスク氏は、自動運転・ロボット・宇宙ミッションの急速な発展に伴い、両社の演算能力への需要が指数関数的に拡大しており、世界の半導体サプライチェーンの供給限界を超える可能性さえあると説明した。

▶ 続きを読む
関連記事
ノーベル経済学賞は、理論の正しさを保証するものではない。景気変動を抑える政策に目を奪われるあまり、その根本原因を見失っていないか。筆者はオーストリア学派の視点から、金融緩和が生むゆがみと経済学の本質を問い直す
中国でAI投資が過熱するなか、人民銀行の周小川・元総裁が金融危機のリスクを警告。データセンターの低稼働率、地方政府による巨額投資、消費低迷、水不足など、中国AI産業が抱える問題を探る
AI生成があふれる時代、人間の創造性や「本物」の価値はどう変わるのか。ジェボンズのパラドックスから、AI時代の希少性と創作の未来を読み解く
FRBのウォーシュ議長はIMF年次総会で、主要中銀による協調的な金融引き締めの現状を総括した。世界経済の想定以上の強靱さやAIがもたらす生産性向上への期待を語る一方、労働市場の混乱や下振れリスクに警戒感を示した
米巨大ITによるAI投資の急拡大と現実的リスク、そして中国共産党が「発展途上国の支援」を偽り進めるデジタル支配の罠を検証。自由と安全保障を守るための賢明な判断と技術選択を提言する