節約と癒やしが生んだ新しい消費行動
中国で広がる週末市場通い 若者が郊外へ向かう理由
中国でいま、若者たちの週末の過ごし方に変化が起きている。これまで人気だった大型ショッピングモールではなく、郊外や農村の市場に足を運ぶ動きが広がっている。
かつては地元住民の生活の場だった市場に、若者が集まり始めた。週末の朝、友人同士で市場を歩きながら、野菜や果物を買い、屋台で食べ歩きを楽しむ姿が各地で見られる。安く買えたことを喜び、写真を撮ってSNSに投稿する様子も珍しくない。
背景にあるのは、経済の減速と生活への不安だ。就職環境は厳しく、収入の見通しも不安定な中で、「できるだけお金を使わない」という意識が若者の間で強まっている。市場では安く新鮮な食品が手に入るため、現実的な選択肢として支持を集めている。
関連記事
「天然由来」「無農薬」「赤ちゃんにも安心」。中国の人気蚊よけ商品で問題が次々と発覚
昔は「街の景観が悪くなる」と禁止。今は一転して容認へ。中国で再び増え始めた屋台。その裏には深刻な失業問題があった
「最後の受け皿」だった配達の仕事にまで人があふれ始めた中国。今では、働きたくても順番待ちをしなければならない
世界最大の輸出国が人為的に安い通貨を維持するなか、西側諸国の経済はいつまで持ちこたえられるのだろうか
約70億円を投じた中国の国家プロジェクトで手抜き工事が発覚。土台は素手で崩せる脆さだった