米報告書 中共が「影の船団」を通じて制裁対象原油を購入
ロシア・ウクライナ戦争および中東情勢の影響を受け、西側諸国はロシア、イラン、ベネズエラなどに対しエネルギー制裁を実施している。しかし、米下院「米中戦略競争特別委員会」が3月31日に発表した報告書は、北京が「影の船団(シャドー・フリート)」を通じて制裁対象原油を大量に取り込み、安価なエネルギーを獲得するのみならず、西側による専制政権への圧力をも弱体化させていると指摘した。
この『原油の意図(Crude Intentions)』と題された報告書によると、中国はすでに制裁対象石油の主要な受け皿市場となっている。制裁対象原油は中国の石油輸入総量の約5分の1を占めるという。2026年初頭までに、中国の原油備蓄は約12億バレルに増加し、海上輸入の約109日分に相当する水準に達した。
この制裁回避体制の中核をなすのが、いわゆる「影の船団」である。所有権が不明で偽の旗を掲げたタンカーで構成され、洋上での積み替えにより産地を隠蔽する仕組みである。委員会は、こうした船舶がエネルギーだけでなく、機密機器や人員、さらには武器を輸送している可能性があると警告した。
関連記事
習近平が金正恩の「子分」に?北朝鮮訪問時の不自然な映像アングルがネットで話題に。一方で中共官製メディアは習の眼鏡姿を検閲・カットするなど、両国が繰り広げる指導者のイメージ戦略と演出の裏側を追う
イラン情勢の緊迫化による原油高と米ドル高が、アジア各国の通貨を圧迫している。各国中銀は利上げや為替対策を急ぐが、成長維持との両立が課題となっている
ベトナム警察は、詐欺拠点を構築しようとしていた国際犯罪組織を摘発し、中国籍の男1人とベトナム人3人を逮捕した。カンボジアの詐欺拠点に関与していた人物も含まれていた。ホーチミン市でも中国人83人が摘発された
韓国ソウル中央地裁は6月12日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に懲役30年の判決を言い渡した。ドローンを北朝鮮領空に侵入させるよう指示し、南北間の緊張を高めて戒厳令の宣布に向けた根拠を作ろうとしたと認定
米政府高官が12日、イランとの合意署名の可能性は80%と述べた。イラン外務省報道官も12日、イラン政府高官が合意条件に関する最終協議を進めていると述べた。ホルムズ海峡の解放は近いか