アメリカは中国共産党(中共)当局に対し、イランに武器を提供しないよう警告。写真は携帯式ミサイル(新唐人)

中共 表向きは融和姿勢 裏でイラン支援か

イランが停戦中に軍備を補充するのを防ぐため、アメリカは中国共産党(中共)当局に対し、イランに武器を提供しないよう警告した。提供した場合は、大幅な追加関税を課すとしている。専門家は、中共には同様の前例があり、アメリカとは表向きには関係を取り繕いながら、裏ではひそかに敵対国を支援してきたと分析している。

アメリカとイランの初回協議は決裂し、両国間の緊張は一段と高まった。トランプ大統領は強い姿勢で、中共を含むいずれかの国がイランに武器の補給や支援を行えば、50%の追加関税を課すと警告した。

トランプ大統領
は「もし中共がイランを支援すれば、大きな問題になるだろう」

トランプ氏はFoxニュースに対し、中共がイランへのミサイルシステム供与を進めようとしているのではないかと疑っていると述べた。そのうえで、中共はもしかすると最初からそうしていたのかもしれないが、米側がそれを確認すれば、追加関税を課すと警告した。

時事評論家の王赫氏は
「これは中共をけん制し、軽挙に出ないよう警告しているのだ。この問題はアメリカにとって越えてはならない一線であり、中共がそれを越えることは許されない」と述べた。

CNNは事情に詳しい関係者の話として、アメリカの情報機関は、中共が今後数週間以内にイランへ携帯式防空ミサイルシステムを引き渡す準備を進めているとみていると伝えた。

これに先立ち、トランプ氏は、米軍のF15戦闘機を撃墜したのは「携帯式防空ミサイルシステム」の可能性が高いと示した。

これに対し、中共の駐米大使館はこれを否定した。専門家は、中共は表向きには平穏を装いながら、裏では絶えずアメリカの敵対国に支援を続けていると分析している。

軍事評論番組「マーク時空」司会の馬克氏は「(中共は)表向きには批判しない。しかし裏では、ずっとロシアを支援している。ロシア産石油の購入もそうだし、ロシアへの軍民両用製品の供給もそうだ。さらに、重要な化学原料、爆薬製造に使われる化学原料なども提供している」

専門家は、アメリカのけん制を受け、中共はイランに直接、武器や各種支援を行うことは難しいとみている。

馬克氏は「中共は、より目立たない方法を取るだろう。香港は、中共がイラン向け物資を輸出する際の主要な中継地だ。もちろん別のやり方として、武器をまず第三国へ直接輸出し、その後、その国からなんとかイランに持ち込むこともできる」と指摘した。

関係者はCNNに対し、北京は実際に第三国を経由してこの物資を輸送し、実際の出所を隠す計画だと明らかにした。

トランプ氏と習近平の会談を控える中、馬克氏は、中共がイランを支援している証拠をつかむことができれば、トランプ氏の交渉材料が一つ増えることになるとの見方を示した。

馬克氏は「トランプ氏は、これを重要なカード、つまり交渉材料として使うだろう。今後、中共との間でレアアースやほかの懸案をめぐって交渉する際にも、使われる可能性がある」と述べた。

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