タイ海軍が提供した2026年3月11日付の資料写真。ホルムズ海峡付近で攻撃を受けたタイ籍ばら積み貨物船「マユリー・ナリー」から煙が上がっている様子。タイ海軍によると、3月11日に重要航路であるホルムズ海峡を航行中のタイ籍ばら積み貨物船が攻撃を受けた。記事中の攻撃されたタンカーとは関係がありません(Handout / ROYAL THAI NAVY / AFP via Getty Images)

IMF「成長見通し下方修正」 イラン戦争が世界経済を窮地に追い込むと警告

国際通貨基金(IMF)は火曜日、最新の成長見通しを引き下げ、イランとの戦争が激化した場合、世界経済が景気後退に陥る可能性があると警告した。エネルギー供給の混乱が、インフレ、金融市場、そして貿易に波及しているためである。

最新の「世界経済見通し(WEO)」および付随する分析の中で、IMFは、世界的な石油・ガス流通の重要なシェアを阻害している現在の中東紛争が、それまでのプラスの成長モメンタムを予期せぬ形で停止させ、政策立案者や投資家に極めて高い不確実性をもたらしたと指摘した。

IMFのアナリストは、エグゼクティブ・サマリーの中で「下振れリスクが支配的である」と記した。「地政学的緊張が現在以上に悪化し、現代最大級のエネルギー危機へと発展するか、あるいは国内の政治的緊張が噴出する可能性がある」

▶ 続きを読む
関連記事
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
中東情勢の緊迫化でガソリンや電気代の値上げが懸念される中、原油高は私たちの生活にどんな影響を与えるのか? 日銀の最新レポートをもとに、物価を押し上げる2つの波や、原油高と円安との影響の違いを分かりやすく解説
連日のニュースで耳にする「中東情勢の悪化」と「原油高」。私たちの生活や今後の日本経済はどうなってしまうのか? 日銀の最新レポートをもとに、これからの行方と家計への影響を分かりやすく紐解く
5兆円という巨額の「実弾」が市場に放たれた。政府・日銀が下した円買い介入は、「1ドル160円の常態化」を拒絶する背水の陣か?
4月30日の外国為替市場で円相場が1ドル=160円台後半へ急落したことを受け、片山さつき財務相は同日、為替介入を含む対応に踏み切る可能性を強く示唆した。