瀋陽の繁華街で若者が拡声器を使い詩を朗読している様子。2026年4月。(映像よりスクリーンショット)
声が消されていく社会への静かな抵抗

「抗議も涙も歌にされる」中国の若者が繁華街で「命がけの朗読」

中国のネット上で広まった詩「小鳥を殺す方法」には、次のような一節がある。

「一羽の小鳥を黙らせる最も確実な方法は、その小鳥がどんなに叫んでいても、すべて『歌っている』ことにしてしまうことだ。抗議も、泣き声も、助けを求める声も、すべて『歌声』として塗り替えてしまうことだ」

この詩は、中国の詩人・周長風が詠み、2025年4月ごろから中国の主要なSNSで爆発的に広まり、若者の間で人気を集めた。直接的な批判は避けつつ、現実の苦しみや抗議の声は「なかったこと」にする社会を描いた作品として、広く共感されている。

▶ 続きを読む
関連記事
7月28日、M7.1、最大震度7の令和8年熊本地震が発生した。同日は、1976年の中国唐山大地震から50年の節目に当たる。公式発表まで3年以上を要した死者数を巡る疑惑や、発生前に相次いだ地震予報、47万人を救ったとされる「青龍奇跡」を振り返る
ファウチ氏の日記1100ページが公開され、コロナ起源論争が再燃。「市場は発生源ではなく感染拡大の場」との記述も
「30分で街が水没」住民は今年も「予告なしのダム放流」と訴えた。なぜ毎年、同じ悲劇が繰り返されるのか
中共は、海外信託への資産移転、運用益、清算益を課税対象とする新ルールを発表。税率は20%で、過去の未納分も90日以内の申告を求める。香港の保険商品にも課税が広がると指摘
中共第21回党大会を前に、高官の摘発が加速している。2026年上半期に処分された省・閣僚級以上の幹部は74人に上り、前年同期の2倍を超えた。専門家は、相次ぐ処分によって官僚の間に不満や動揺が広がっているという