2019年12月18日、上海・復旦大学構内に掲げられた赤い宣伝物(Photo by HECTOR RETAMAL / AFP)

中国の複数大学が日中交換留学プログラムを停止 学生「悲しくて眠れない」

 昨年11月、高市早苗首相が「台湾有事論」を表明して以降、日中関係は急速に悪化した。日本メディアの調査によれば、中国の複数の大学が「国が認めていない」との理由で相次いで訪日交換留学プログラムを取り消しており、学生の中には「悲しくて一晩中眠れなかった」と訴える者もでてきた。

4日付の朝日新聞は、調査した27大学のうち21大学が交換留学の停止を表明しており、多くの学生の夢が断ち切られていると報じた。

上海・復旦大学の関係者によると、同大学は「日本への留学を奨励しない」との立場を示し、今年4月の新学期向け交換プログラムを停止した。北京林業大学は日本留学を希望する学生に取り下げを勧めた結果、応募者がゼロになったという。既存の交換プログラムの履行は維持した学校もあるが、秋学期以降の計画は打ち切ることを決めている。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘
中国共産党がチベットでドローンや顔認識、AIを組み合わせた監視体制を拡大している。法輪功学習者への監視や、生体認証・予測型警務、海外への統治手法の広がりも報告されている
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析