日米は6月下旬、共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」を実施する予定だ。米軍は鹿児島県に中距離ミサイルシステム「タイフォン」を展開させる計画もある(新唐人)

日米共同訓練で「タイフォン」展開へ 北京も射程 中共けん制か

日米は6月下旬、共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」を実施する予定だ。米軍は鹿児島県に中距離ミサイルシステム「タイフォン」を展開させる計画もある。同システムは、射程約1600キロの巡航ミサイル「トマホーク」を発射でき、中国北京を射程に収める。メディアからは、中共をけん制する狙いがあるとの見方も出ている。

日米は6月下旬、大規模共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」を実施する予定だ。訓練では、陸上自衛隊のV-22オスプレイ輸送機が初めて宮古島で離着陸し、負傷者を沖縄本島の米軍基地へ搬送する手順を確認する。米軍も軍用機を派遣し、物資輸送を共同で行う。訓練は沖縄や九州各地の自衛隊、米軍基地で行われる。

小泉進次郎防衛相は、「レゾリュート・ドラゴンについては、陸上自衛隊と米海兵隊が国内で実施する日米共同の実動訓練であり、日米の連携強化や共同対処能力の向上により、日米同盟の抑止力、対処力の一層の強化を図るものだ」と述べた。

日米間では、軍事協力の強化も進んでいる。共同通信によると、米軍は6月下旬から9月にかけて予定されている「バリアント・シールド」や「オリエント・シールド」などの共同訓練に合わせ、中距離ミサイル発射装置「タイフォン」と高機動ロケット砲システム「ハイマース」を、鹿児島県にある海上自衛隊鹿屋航空基地に展開する計画だ。訓練終了後、関連装備は在日米軍基地に移され、保管されるという。

「タイフォン」は、射程約1600キロの巡航ミサイル「トマホーク」を発射でき、北京も射程に収める。今回の展開について、日本周辺で軍事活動を活発化させる中共をけん制する狙いがあるとの見方も出ている。

「タイフォン」の日本展開は今回が初めてではない。昨年9月には、山口県の米軍岩国基地に一時配備された。今回の再展開は、今年3月の日米首脳会談の成果文書で示された、配備をめぐる調整継続の方針に沿った動きといえる。日米が日本国内で、こうしたミサイル戦力の恒常的な運用に向けて段階的に動きを進めていることを示している。

関連記事
日米豪印4か国の協力枠組み「クアッド」の外相会合が10月31日開かれ、共同声明は、信頼できる世界的なサプライチェーンの構築に全力で取り組むとし、輸出規制や非市場的な行為を通じた、いわゆる「経済的威圧」に深刻な懸念を表明した
AI技術者が今、中国人女性の結婚相手として人気を集めている。ところが、米企業は恋愛を利用した産業スパイを警戒
誘拐、監禁、身代金要求、臓器売買……。東南アジアで相次ぐ中国人失踪。なぜ、これほどの犯罪が野放しになっているのか
最新の統計によると、2025年の台湾の薬物事件は容疑者4万7千人、押収量1万3千kgを超え、近年で最多となった。薬物の前駆原料の92%が中国から流入しており、中国は台湾の薬物供給網の最大の供給源となっている
欧州が再び不穏な状況になっている。10月30日、イタリア各地で大規模な抗議活動が発生した。フランスとドイツでも、市民が10月31日に街頭デモを行う準備を進めている。ドイツの当局者は、フランスの混乱がドイツでも繰り返される可能性を懸念している。