2026年2月28日、米海軍空母リンカーン(CVN 72)の飛行甲板上で、米軍兵士が艦載機を集合地点へ誘導していた。「壮絶な怒り作戦」を支援するための動きである。(米海軍)

イラン政権の「停戦ゲーム」に終止符を打つ時

イラン政府がジハード組織の常套手段「停戦提案と和平協議妨害」のゲームを弄んでいることを、そろそろ認識すべき時である。

トランプ米大統領はこれまで幾度となく、イランのジハード主義政権との戦闘を停止し、誠意のない和平交渉に臨んできた。しかし政権はすでに米国の提案を拒否しており、その一方で傘下の部隊は停戦を破り続けている。これは過激派組織や政権が長年にわたって繰り返してきた手口である。

それでも西側諸国は学ばない。ジハード主義者が交渉に応じるのは、あくまで自らの生き残りを確保し、部隊を再建して次の凶行を計画するための猶予を得るためにすぎない。ハマスやヒズボラがこのゲームの常連プレーヤーだが、イラン政権もその使い手である。和平に前向きな姿勢を装って停戦を取り付け、あらゆる提案を拒否し続け、相手方が長期的な和平を諦めてテロ攻撃が再発するまで停戦状態を維持させる。それが彼らの狙いだ。

▶ 続きを読む
関連記事
性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する理解増進法「基本計画」の閣議決定を機に、性多様性のあり方が議論されている。しかし、個人の尊重と同時に、数千年にわたり人類文明を支えてきた「伝統的家族」の意義も見落としてはならない。その根基を今こそ見つめ直す
2026年6月19日は旧暦の端午の節句。中国から伝わり、日本独自の「男の子の節句」へと発展したこの祝祭には、屈原や伍子胥、そして武士道にも通じる「忠義と品格」を次世代へ繋ぐという、先人たちの願いが込められている
イラン戦争の予備的和平合意を徹底検証。オバマ時代の融和策とは一線を画し、圧倒的な軍事力でイランの核野望を挫いたトランプ政権の成果を解説する。国内外の的外れも含む様々な批判を退け、真の中東情勢の地殻変動に迫る
走り続ける日常を少し止め、自分にとっての「十分」を見つめ直してみませんか?「知足・断捨離・旬」という3つの視点から、衝動に惑わされず、一人の人間として日々の暮らしを丁寧に愛おしむヒントを綴ります
世界最大の輸出国が人為的に安い通貨を維持するなか、西側諸国の経済はいつまで持ちこたえられるのだろうか