臓器移植手術のイメージ図(JIJI PRESS/AFP)

台湾で初 臓器移植の違法あっせんで医師免許取り消し

台湾で肝移植の権威として知られ、中山医学大学附設病院の副院長を務めた陳堯俐が、台湾の患者9人を中国本土での臓器移植にあっせんし、違法に1466万台湾ドル(1台湾ドル =5.07円 、7434万860円)の利益を得たとして、裁判所から懲役2年、執行猶予5年の判決を受けた。台湾衛生福利部はこのほど、陳の医師免許取り消しを決定した。台湾で、違法な臓器移植の仲介を理由に医師免許が取り消された初の事例となった。

台湾衛生福利部の石崇良部長は6月2日、陳が「人体器官移植条例」に違反したため、医師免許を取り消したと明らかにした。これにより、陳は医師として業務を行う資格を永久に失い、台湾医師国家試験を再受験することもできなくなった。

台湾国際器官移植関懐協会の黄士維副理事長は、この処分は国際的な医療倫理の基準から見ても妥当だと指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党の「民族団結進歩促進法」施行を前に、台湾の頼清徳総統が越境弾圧への警戒と民主国家の連携強化を訴えた
台湾国防部は6月23日、中国初の電磁カタパルト搭載空母「福建」が台湾海峡を通過したと発表した。中共軍の空母による同海峡通過は4月以来だ。台湾軍は全行程を厳重に監視した
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは
台湾が対中AIチップ規制を強化へ。米国と足並みをそろえ、中国への先端半導体流出を防ぐ国家安全保障上の対応が本格化している
台湾の頼清徳総統もXに投稿し、中国共産党を念頭に、台湾海峡での一方的な現状変更の試みに反対する姿勢を示したG7首脳に謝意を表明した