パスポート預かり、行き先報告
夏休みでも自由に旅行できない中国教師
いよいよ夏休み。「どこへ旅行しようか」と計画を立てている人も多いだろう。しかし、中国では自由に海外旅行へ行けない人が増えている。公務員や国有企業職員だけでなく、一部の教師も厳しい行動管理の対象となり、市外への旅行には届け出、海外旅行には事前審査、勤務先がパスポートを預かるケースまである。
中国の検閲情報を記録・公開するアメリカ拠点の中国語メディア「中国数字時代」は今月、一部の学校で教師に「離城届」の提出を求めている実態を紹介した。旅行先や日程、連絡先などを記入し、学年主任や副校長らの承認を受ける仕組みで、隣の省へ数日旅行するだけでも届け出が必要だという。
本紙が現地で取材した湖南省衡陽市の地域管理組織(社区)の関係者も、「夏休みになると、教師の行動を把握するよう上級機関から指示が出る。コロナ禍の管理方法が今も続いている」と話した。武漢大学社会学院の呂徳文教授も、感染対策の必要性はなくなったにもかかわらず、学校や行政機関では外出届や承認手続きだけが残っていると指摘している。
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