令和8年版防衛白書の表紙のスクリーンショット(防衛省)

令和8年版防衛白書 「新しい戦い方」への変革を提示 無人機・AI活用 人材基盤も強化

防衛省は8月4日、令和8年版防衛白書「日本の防衛」を公表した。今回の防衛白書では中国やロシアの軍事活動が活発化し、日本が「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境」に直面しているとの認識を示し、無人機や人工知能(AI)を活用した「新しい戦い方」への対応、防衛生産・技術基盤の強化、自衛隊員の処遇改善などを打ち出している。

防衛白書は、日本の防衛政策や自衛隊の活動を国内外に平易に説明する目的で1970年に創刊され、1976年以降は毎年刊行されている。

小泉進次郎防衛相は同日の閣議後記者会見で、今年の白書は、これまで手に取る機会のなかった国民にも読んでもらいたいとの強い思いで作成したと述べ、安全保障は国民一人一人の暮らしや将来に直結する問題だと強調した。

▶ 続きを読む
関連記事
日米韓は9月、東シナ海などで共同訓練「フリーダム・エッジ26」を実施する。中国軍機、ロシア軍艦艇、北朝鮮の弾道ミサイルが相次ぐ中、情報共有と即応態勢の強化を図る
海自イージス艦「ちょうかい」が、トマホーク実射試験と米国での改修・訓練を終え、8月30日に佐世保へ帰港予定。海自初の発射能力保有艦として、反撃能力整備が具体的段階に入る
中露の緊密な連携がもたらす地政学的危機と、日本の新インテリジェンス体制『国家情報局(NIB)』の脆弱性を冷徹に解剖。民間企業に忍び寄る技術強奪や認知戦の脅威に対抗する、ビジネス防諜のあり方を提言
8月15~20日にかけ、ロシア艦艇が宗谷・対馬海峡を航行し、中国軍機は東シナ海で飛行。北朝鮮も弾道ミサイルを発射した。日本周辺の複数海空域で緊張が続く
日豪両防衛相は、長射程ミサイルの発射試験で協力する方針を確認した。国内で十分な試験空間を確保しにくい日本は、豪州の広大な試験場を活用し、反撃能力の実効性向上を目指す