【大紀元日本2月11日】糖尿病患者は毎日、自分の血糖値を気にしている。しかし、米国の最近の研究によると、血糖値を厳しく制御すればするほど、反って糖尿病患者の死亡率が増加する傾向があると報告された。この研究結果は、数十年来の糖尿病治療の原則を否定したことになる。しかし、医学界の多くは、この研究結果を疑問視している。
この研究は、62歳前後の糖尿病患者を対象として、毎日4,5回インシュリンを注射し、7,8回血糖値を測定するグループとそうでないグループを、比較対照して経過観察した結果、血糖値を厳しく制御していたグループは、そうでないグループより死亡者数が54人多かったという。(観察期間とグループ人数は不詳)
しかし、この研究結果は他の要因の影響によるものではないかと疑問視されており、現在、研究は中断されている。
現段階では、糖尿病患者はやはり血糖値を厳しくコントロールしたほうが無難であると、多くの医学者は考えているようである。
(翻訳・坂本)
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