【大紀元日本2月27日】 2月26日に予定された神韻ニューヨーク芸術団の釜山 KBSホール公演が結局中止に追い込まれた。
ソナタ芸術企画とKBS側は26日午後、最後の交渉をしたが結局円満な合意に至ることができなかった。
しかしKBSは、神韻芸術団の公演を取り消す報道資料を公演1日前の25日に既に他の媒体に送った状態だった。
釜山MBCと KBS、その他の媒体を通じて、神韻芸術団の公演取り消しを知らせる字幕とニュースが出た。
公演取り消しの字幕を見た、チケットを前売りで買い求めた人たちの多数が、確認のためにKBSに問い合わせの電話をしたが、はっきりとした返事を聞くことができなかった。
26日切符を買った一市民は KBSに公演の問い合わせをしたところ、「もう取り消しされた。企画社側が公演場を使うことができないように法院が認めたケースだ。詳しいことは、法院や公演主催側に聞くように」と言う返事だけであった。
26日の最終交渉が決裂した後、企画社関係者たちと市民たちは垂れ幕を持って、 KBS正門の前で沈黙のデモを起こした。
午後5時頃、KBS職員は正門に公演取り消しの案内文を付けた。
「26、27日の両日間に予定されていた神韻芸術団の釜山公演は、昨年に既に公演場のホール貸出許可が取り消されていた」という内容であった。
しかし、ソナタ芸術企画のイ・スンジン広報室長はこれは事実と違うと抗議した。
「ホール貸出の許可取り消しという言葉は誤った表現だ。貸出契約は、両方が対等な立場で約束することであって、誰が一方的に許可するという問題ではない。
私たちは昨年、すべての合法的手続きを経て、KBSとホールの貸出契約を終え、またその使用料も払い終えた状態だった。
昨年の12月17日、KBSは一方的な契約の取り消しを通告してきた。
事情はこのようなものだが、KBSが案内文に”ホールの貸出許可を取り消し”という言葉少なで片付けたのは非常に良くなかった。
事情が分からない市民たちは、この言葉を契約が不当だったとか、公演自体に何か問題があると誤解する恐れがある」。 彼は、KBS情報担当官に異意を申し立てた。
するとKBS側は、「ホール使用許可の取り消しではなく、取り消しの通告」という言葉で応えた。
イ・スンジン室長は、「ホール貸出の許可取り消しをするという最終決定が難しい状況でも、私たちがKBS正門の前を守る理由は、十分な説明と案内を通じて損害を被った市民たちの不便をできるだけ最小化にするためだ。しかしいざ問題起こした張本人であるKBSは、市民たちが過って理解しそうな片手落ちな案内文を張り付けて、責任を回避している」と言いながら是正を要求した。
30余分後、案内文に問題があると判断したKBS側は、案内文をまた引っ込めた。
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