【大紀元日本5月23日】岡山県南部、玉野市宇野港一帯で「海・港・船」をテーマに5月17、18日「たまの・港フェスティバル」が開催された。17日、世界最大級で「海の貴婦人」と称され、一般の方も「研修生」として乗船できる帆船「海王丸」が宇野港第一突堤の大型客船バースに接岸。乗組員のセイルドリルが行なわれ、帆を張った優美な姿で多くのファンを魅了した。18日は「海王丸」が一般公開され、チーク材の木甲板では実習生が毎日椰子の実で甲板を磨く様子などを説明していた。船の一番後ろにある舵輪の前は記念写真を撮る家族連れで賑わい、船外では帆船グッズも販売された。
「海王丸」が出港する19日、玉野市内の幼稚園児の鼓笛隊が同船を訪れ、お別れの演奏を披露した。雨宮船長は「みなさんありがとうございます、大きくなったらみなさんもこの船に乗って下さい」と挨拶し、お礼に「海王丸」の写真をそれぞれの園児の代表にプレゼントした。午後2時過ぎ、もやい綱が解かれると、78人の訓練実習生が一斉にマストに登り、見送りに来た観衆に「登檣礼(とうしょうれい)」で「ごきげんよう」と三度別れの挨拶をして宇野港から出港した。
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