【大紀元日本7月26日】イギリス・ロンドン南部に在住するナイジェリア人の黒人夫婦の間に、白い肌を持つ女の赤ちゃんが生まれた。この夫婦の先祖に、白人の血筋はまったくないという。遺伝学の専門家もこの不思議な現象に首をひねっている。20日付け英紙「ザ・サン」が伝えた。
夫のベン(Ben)さん(44)と妻のアンジェラ(Angela)さん(35)は5年前に英国に移住し、4歳の長男と2歳の長女がいる。一方、生まれたばかりの次女、マチちゃん(Nmachi)は、他の家族と違って白い肌、金髪、青い目を持つ。マチちゃん(Nmachi)と初対面したベンさんはびっくりしたと話し、「これは本当に俺の娘なのか?」とジョークを飛ばす。
アンジェラさんは、「彼女はとてもきれい。『ミラクル』だわ」と話す。赤ちゃんの名前「マチ」は、ナイジェリア語の「神の美」から名づけたという。
マチちゃんが生まれた後、ベンさん夫妻はずっと彼女を見つめていた。ベンさんは、妻に不貞はなかったと話し、例えそうであったとしてもマチちゃんのような容貌の子供にはならないと主張する。
病院はすでに検査を行い、マチちゃんが白皮症(アルビノ)を患っていないことを確認した。遺伝医学からみると、白色人種の遺伝子は数代ごとに現れることが考えられるが、この夫婦には白人の祖先は一人もいない。
オックスフォード大学の人類遺伝学教授ブライアン・サイクス氏(Bryan Sykes)も、白人の赤ちゃんの誕生に驚いている。「混血児は、皮膚の色が薄くなる可能性があり、時に両親の肌色と大きく違っている場合もある。しかし、それが起こるのは両親の両方に白人の祖先がいる場合である」と同教授は話す。しかし、これはベンさん夫婦のケースには当てはまらない。また、同教授は「この赤ちゃんの髪の毛の色も変わっている。普通の金髪の赤ちゃんでも、誕生時はこのような金髪ではない」と話した。
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