【大紀元日本10月3日】ゾウが非常に賢いことは知られているが、立って食べ物を取るゾウがいることはあまり知られていない。
アフリカのザンビア南部ザンベジ川北岸にあるロワーザンベジ国立公園に、前足を上げて鼻で木の枝から豆を取るゾウがいると話題になっている。
公園の敷地内を観光客に案内していた管理員のエティエンヌ・イーストハイゼンさんがこのゾウを見つけた。エティエンヌさんが観察したところ、ゾウは1時間に5回も自分で豆を取ったという。
「この国立公園にある植物のほとんどは高い木と低い草で、大半の木には豆がなっています。通常、ゾウは鼻で木の幹を揺らして豆を採ります」とエティエンヌさんは話す。彼によると、この地区で立って食べ物を取るゾウはこの一頭だけ。この雄ゾウは今年、40歳になる。
ゾウの鼻は骨がなく、代わりに発達した筋肉で柔軟に動かすことが出来る。鼻の先の毛は人間の指と同様の細かい神経が通っており、豆のように小さいものをつかむことができる。
(翻訳編集・加藤まゆみ)
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