ヒマラヤの氷河、75%が後退傾向=印研究

【大紀元日本5月19日】インド環境森林省の研究チームはこのほど、ヒマラヤ山脈及びその周辺の氷河の75%が後退傾向にあると発表した。調査に使用されたのは、1989年~2004年に撮影された衛星画像だ。

インディア・タイムズ紙によると、同省が取り組んだ今回の研究プロジェクトで、科学者たちはヒマラヤ山脈周辺にある2190本の氷河を対象とし、異なる時期に撮影された衛星画像を比較した。その結果、全体の75%の氷河は後退傾向にあり、17%は変化がなく、8%の氷河だけが面積が増えたという。

チームは、これらのデータは楽観視できないと指摘する一方、ヒマラヤにある多くの氷河は短期間で消えることはないとの見解を示した。

一方、インド宇宙研究機関(ISRO)が2010年3月に発表したヒマラヤ山脈の氷河研究報告によると、調査対象になった1317本の氷河は、1962年から2010年の間に、面積が16%後退したという。

(翻訳編集・余靜)
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