ポーランドのワルシャワで5年に1度開催される若手ピアニストの登竜門「ショパン国際ピアノコンクール」が開催され、10月20日にファイナル受賞者が決定した。
日本からは山口県宇部市出身の小林愛実さん(20)が本選に出場した。日本人の本選進出は2005年以来。惜しくも本選入賞には至らなかったが、10年ぶりの日本人本選進出に大きく貢献した。
2000年の同コンクール優勝者・ユンディ・リも審査員に選ばれ、最年少審査員となった。ユンディ・リはポーランド大統領夫妻に接見し、ドゥダ大統領は、ユンディ・リが驚異的な才能を持っていると称賛した。
2000年10月20日、当時18歳だったユンディ・リは、第14回ショパン国際ピアノコンクールで、スタニスラフ・ブーニン以来15年ぶりに第1位での優勝を果たし、開催73年以来最年少の第1位優勝者かつ、同コンクールで優勝した初の中国人となった。
1年後、ワルシャワでショパン国際ピアノコンクールの審査員を務めたユンディ・リは、ポーランド大統領夫妻に接見した。ドゥダ大統領は、ユンディ・リが若いうちにショパン国際コンクールで優勝を果たし、さらに最年少で審査委員に招聘されることは、非常に驚くほど素晴らしい才能を持っていると称賛した。
2010年、ショパン生誕200週年に際して、ユンディ・リはポーランド政府からポーランド共和国文化勲章「グロリア・アルティス」ゴールドメダルを受賞し、このメダルを受章した初の中国人になった。「グロリア・アルティス」はポーランドの権威ある文化勲章の中でも最高位のものである。同時に、ポーランド政府から世界初の「ショパンビザ」を発行された。
(翻訳編集・玉心澄)
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