立山黒部アルペンルート公式サイトは、標高3000m級の峰々が連なる、北アルプスを貫く山岳観光ルートを発表。10メートルもの積雪の豪雪地帯をめぐったり、日本三大霊山のひとつでパワースポットを訪るツアーなど、大自然のダイナミズムを感じられるアルペンルートとなっています。
初夏6月の雪遊び
立山黒部アルペンルートは、標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。総延長37.2km、最大高低差は約2,000m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。
立山は、その標高の高さから雪が溶けにくく、6月中旬頃まで雪を楽しむことができるため、清涼な環境が保たれています。また6月26日からは、日本一の高さ(186m)を誇る黒部ダムの、迫力満点の放水が見られます。
標高2,450mの立山室堂平は、世界でも有数の豪雪地帯。中でも室堂付近にある「大谷」は、吹きだまりになっているため特に積雪が多く、その深さは最大で20mを超えることもあります。この「大谷」を通る道路を除雪してできる巨大な雪の壁が「雪の大谷」で、6月でも10mの高さの雪壁を仰ぎ見ることができます。
例年の見ごろは、6月中旬頃まで。
日本霊山パワースポットめぐり
富士山・白山とともに日本三霊山の一つに数えられ、日本三霊山の一つにも数えられる立山連峰は、山全体をご神体とし、古くから山岳信仰の対象とされてきてきました。そのため、「地獄」と「浄土」を巡礼できる、まさにルート全体がパワースポット。雄大な自然の美しさに包まれ、心も身体も癒されるアルペンルートです。
雪解けのこの時期だけに現れる二本目の滝「ハンノキ滝」と、運が良ければ水しぶきが作りあげる虹を見ることができます。さらに水量が増した時には、二本の滝から分岐して、いくつもの小さな滝が現れる珍しい光景に出会えることも。
ほかにも、霊峰立山の主峰である雄山は、標高3,000メートルと「日本一標高の高いパワースポット」も名高い場所です。
雄山の直下から湧き出る水は、降り積もった雪が200年以上もの歳月をかけて自然濾過され湧出した軟水です。雄大な景色と美味しい湧水で、身も心もリフレッシュが期待できます。
(編集・甲斐 天海)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。