仕事に追われ、忙しい毎日を送る人はストレスが溜まる。東京では「猫同伴出勤」のIT企業が話題になっているが、タイ・バンコクのデジタルマーケティング会社「アドイーム(Adyim)」は、癒し効果があるとして「犬同伴出勤」を取り入れている。マネージャーのアナンカナン・コンファンイ(Anankanat Kongphanich)さんは、社員が愛犬を連れて出勤するようになってから、オフィスの雰囲気が和やかになり、仕事の効率も上がったと話している。
ここのオフィスでは毎日、約20匹の犬が社員たちと共に過ごす。犬を膝の上に乗せながらパソコンに向かう若い社員も少なくない。ミーティング中に犬たちがテーブルの上でじゃれあったりすることもよくあるという。
犬たちがオフィス内を走り回ることも許されており、会社を社員たちの「第二の家」にして欲しいと話すコンファンイさん。「ここで友達(同僚)に会えるし、ペットとも遊べる。仕事をしながら、リラックスして楽しく活動してもらいたい」と語り、犬と一緒に出勤することを勧めている。
実際、コンファンイさんの考えを裏付ける研究がある。ミネソタ大学学生保健管理センターのゲリー・A・クリステンソン(Gary A. Christenson)センター長は、職場にペットがいると人々のストレスが緩和され、仕事の効率を上げる効果があると報告している。
アドイーム社の中では、犬好きではなかった社員が同僚たちに触発され、犬を飼い始めているという。
(翻訳編集・豊山)
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