米北東部で数十万世帯が停電、暴風雨被害で
[ニューヨーク 30日 ロイター] – 米北東部を襲った暴風雨で倒木や停電などの被害が発生し、交通機関にも影響が出ている。
現地時間30日夜の時点でメーン州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州など広範囲で停電が続いている。
電力会社によると、特に大きな被害が出たメーン州では38万5000世帯が停電。地元メディアは、停電のピーク時には130万以上の世帯・企業が影響を受けたと伝えている。
これまでのところ、負傷者の報告はない。
米東海岸では5年前にハリケーン「サンディ」が直撃し、ニューヨーク州やニュージャージー州などで少なくとも159人が死亡、約65万戸の家屋が損壊した。
30日には全米鉄道旅客公社(アムトラック)の列車がマサチューセッツ州ボストンとコネティカット州ニューヘーブンの間で運行を一時停止。木の枝の除去作業や停電の復旧作業が行われた。
米国立気象局(NWS)によると、暴風雨のピークは30日午前に過ぎたが、降雨や突風は終日続いた。
また、ニューハンプシャー州プリマス付近の道路が川の氾濫で浸水したほか、コネティカット、マサチューセッツ、メーン州でも一部の川が氾濫したという。
関連記事
トランプ氏が関心を寄せるグリーンランドが世界の注目を集めている。トランプ氏の発言やトランプ・ジュニア氏の視察により、欧州の同盟国は不安を感じている
台湾では海底ケーブルが損傷を受けるケースが増えていた。先日、中国の貨物船がアンカーでケーブルを破壊していたという指摘がされ、中共の関与の可能性が浮上している
中共のハッカーが侵入したアメリカの通信ネットワークが以前より深刻で被害を受けた企業も多い事が判明。
カナダのジャスティン・トルドー首相が自由党党首を辞任すると発表し、新党首が選出されるまで首相職を継続する意向を示した。後任党首を巡る動向に注目が集まる。有力候補が次々と取り沙汰される中、自由党の行方が今後のカナダの政局に大きな影響を及ぼす。
中国共産党(中共)のハッカーが数年にわたりフィリピン政府を標的にしたサイバー攻撃を行い、軍事データを盗み出していたことが判明。特に南シナ海の領土問題に関連する文書が含まれていたとされる。