米北東部で数十万世帯が停電、暴風雨被害で

2017/10/31 更新: 2017/10/31

[ニューヨーク 30日 ロイター] – 米北東部を襲った暴風雨で倒木や停電などの被害が発生し、交通機関にも影響が出ている。

現地時間30日夜の時点でメーン州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州など広範囲で停電が続いている。

電力会社によると、特に大きな被害が出たメーン州では38万5000世帯が停電。地元メディアは、停電のピーク時には130万以上の世帯・企業が影響を受けたと伝えている。

これまでのところ、負傷者の報告はない。

米東海岸では5年前にハリケーン「サンディ」が直撃し、ニューヨーク州やニュージャージー州などで少なくとも159人が死亡、約65万戸の家屋が損壊した。

30日には全米鉄道旅客公社(アムトラック)の列車がマサチューセッツ州ボストンとコネティカット州ニューヘーブンの間で運行を一時停止。木の枝の除去作業や停電の復旧作業が行われた。

米国立気象局(NWS)によると、暴風雨のピークは30日午前に過ぎたが、降雨や突風は終日続いた。

また、ニューハンプシャー州プリマス付近の道路が川の氾濫で浸水したほか、コネティカット、マサチューセッツ、メーン州でも一部の川が氾濫したという。

Reuters
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