米国防総省、国内レアアース生産能力を調査 安定供給に向け

[12日 ロイター] – 米国防総省がレアアース(希土類)の安定供給確保に向け、国内のレアアース生産能力を調査している。ロイターが政府文書を入手した。

レアアースを巡っては、貿易問題で米国と対立する中国が交渉カードに使うのではないかとの思惑が広がっている。

6月27日付けの文書によると、国防総省は鉱山業者に対し、レアアース鉱山や処理施設の開発計画について説明するよう要請。製造業者に対してはレアアース需要を問い合わせている。回答期限は7月31日。

国防総省傘下で文書を作成した米空軍は文書の存在を認めた。国防総省はコメント要請に応じていない。

回答はノースロップ・グラマン<NOC.N>など委託業者2社がまとめるという。ノースロップからのコメントは得られていない。

国防総省への返答に関する問い合わせに対し、複数の鉱山業者はコメントを控えた。

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