もうすぐで2歳の誕生日を迎えるジョセフくんと女子サッカー選手のカーソン・ピケットさんには2つの共通点がある。1つは、2人ともサッカーが大好きなこと。そして2つ目は、生まれた時から左手がないハンディキャップを抱えていること。
そんな2人の出会いは今年4月。女子USナショナルサッカーリーグの試合会場でのこと。ジョセフくんの父マイルスさんは、二人が初めて出会った時のことを今でも忘れられないといいます。また、カーソンさんがジョセフくんに歩み寄って、彼女の左腕を見せたときのジョセフくんの驚いた表情は特別だったといいます。その後、何度か会ううちに、サッカーを通じてすぐに意気投合したそう。
そして、仲睦まじい2人の絆を撮影したのは母娘リーン・ティッドさん。2人がグータッチで挨拶を交わしている写真は、カーソンさんの監督や他のチームメイトのTwitterで拡散。チームメイトのベッキーさんは写真と一緒に「この世界にこういった繋がりがもっと増えればいいな」とコメントを添えると、瞬く間にリツイートされたそう。さらに多くのファンから、心が温まるといった内容のコメントが寄せられているとか。
その後、ジョセフくん一家とカーソンさん一家は家族ぐるみで仲を深め、カーソンさんの両親トレジャーさんとマイクさんはジョセフくんの両親の良き理解者でもあったといいます。
マイルスさんは、手がないからといって「できない」と諦めず、自分の限界にとことん臨んでいく環境を作り上げた、そんなカーソンさんの両親の教育方針に大きく共感したといいます。
さらに、トレジャーさんとマイクさんは、今後起こるかもしれない、ジョセフくんのハンディキャップへの差別に対しても、喜んで助言をしたいと申し出たそう。
ハンディキャップを抱えていても、人一倍努力を重ねてきたカーソンさん。ジョセフくんの両親はそんな尊敬できる人物がすぐそばで見守ってくれていることにとても感謝しているそう。今後のジョセフくんの成長が楽しみだ。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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